ハイサイ、グスーヨー、玉城デニー ヤイビーン。
那覇港管理組合管理者として、就任の挨拶を申し上げます。

那覇港は、琉球王国時代より中国、アジア諸国との交易拠点として栄え、現在では、沖縄県の物流・人流の拠点として、周辺離島はもとより国内外を結ぶ本県の経済活動及び社会活動を支える重要な港として発展を続けております。

沖縄21世紀ビジョン基本計画や沖縄県アジア経済戦略構想において、那覇港は、「沖縄における生活や産業の物資を輸送する拠点」、「アジア諸国とを結ぶ国際物流拠点」として位置付けられており、那覇港総合物流センターやガントリークレーン等の港湾施設の整備による機能強化を図るとともに、船社や荷主支援による貨物増大にも力を入れているところです。

那覇港は、周辺離島を支える生活航路の拠点であるとともに、観光交流の拠点としても重要な役割を担っています。近年、クルーズ観光における国内有数の寄港地となっており、訪日外国人旅行者の南の玄関口として、本県の観光振興に大きく貢献しております。
また、急増する外国クルーズ船の寄港需要に対応するため、那覇空港と連携したフライ＆クルーズなどのクルーズ拠点港化を目指すため、第２クルーズバースの早期整備に向けて取り組んでいるところです。

今後とも、大交易時代に海洋国家としての精神的支柱となった「万国津梁」の気概をもって、成長著しいアジアのダイナミズムを取り込み、本県の経済発展と県民生活の向上に寄与していきたいと思います。

東アジアの中心に位置する地理的優位性を活かし、物流・人流の拠点として、那覇港、そして沖縄県の更なる発展のため、舵取りとしての役割を十分に認識し那覇港の運営に取り組んでまいります。
ユタサルグトゥウニゲーサビラ。